PJCS2017予選 使用構築~アローラ混声合唱団

 お久しぶりです。

実験のレポートがひとまず終わって開放感に浸っているので、何か書こうと思います。今回は4月中旬から行われている、インターネット大会:PJCS2017予選で使った構築をメモしておくことにしました。例によって本当に何の参考にもならない内容ですが、読んでいただけると嬉しいです。

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パッと見で気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが(というかタイトル自体が盛大なネタバレ)、今回のパーティのコンセプトは”輪唱パ”です。事の発端は、いつぞやの定期活動の時に誰かが「あ~、誰かWCSで輪唱しないかな~」と言っていたのを聞いた(気がした)ことです。私は6世代のダブルで猫の手輪唱パと対戦したことがあったので、「嵌まれば強い」ことはなんとなく知っていました。そしておよそ一か月後、WCSの新しいパーティを組む必要に迫られた私は禁断の輪唱パに手を出したのでした。

 

輪唱パを構築する上で問題となったのは、どのポケモンをメインアタッカーに据えるか、ということです。WCSではアローラ図鑑に載っているポケモンしか使えない、という制限があります。その制限の中で、ノーマルタイプであるため通りは悪くないが弱点も突けない、という特徴のある輪唱を使う上では、タイプそのものを変えられるスキン系の特性持ちのポケモンが候補に挙がると考えました。

ここで、まず採用が決まったのがニンフィアです。7世代でやや弱体化したとはいえ、実質毎ターン一致フェアリー威力120(+α)の技が打てるのは魅力的だと感じました。…しかし、アローラ図鑑でまともなスキン持ちがこの他には見当たらなかったのです(言うまでもなくRゴローニャはCが低すぎて論外)。そこで、特性適応力を持ち、まずまずのCから高火力が期待できるポリゴンZを採用しました。

 

次は輪唱の起動役を探しました。可能な限り相手よりも先に輪唱を出す必要がある以上、Sに関係なく起動できる悪戯心猫の手が最強ですが、残念ながらそれができるニャオニクス及びレパルダスは今回使えません。そこで注目したのがフェローチェです。S種族値151という驚異の素早さを誇り、並みのスカーフ持ちなら抜くことができ、さらに輪唱の通りが悪い鋼に打点を持つことができます。しかし、フェローチェは耐久が無きに等しいという欠点があります。継続して輪唱するためにはもう一匹起動役が必要でした。そのため、やや沼な気はしますが最速スカーフカプ・コケコを採用しました。上からEF込み10万を打つこともできるので、悪くはないだろうと考えました。

 

残り2枠ですが、輪唱の通りが悪い・出せないときの裏選出となるようなポケモンが欲しいと考えました。すでに4体はほぼ固定されているので、その4体と無理なく組み合わせられるような選出を探しました。そこで見つけたのがプテラポリZ構築です。これなら輪唱を今一つにしてくる鋼にも打点を得やすいと思い、この方針に決めました。ちょうど見かけた、フラさんが書かれていた記事を参考にして、残りはプテラギガイアスに決まりました。

 

<個別紹介>

ギガイアス@オボンの実 砂起こし 勇敢最遅 H244A252D12

岩雪崩/ヘビーボンバー/ワイドガード/守る

天候およびトリルの牽制。トリルされても雪崩で相手を延々と怯ませる天才。

ニンフィア@命の珠 フェアリースキン 控え目 H228B4C252D4S20

マジカルシャイン/輪唱/シャドーボール/守る

拘ることで柔軟性が無くなるのを嫌って珠。ハイボくれ

ポリゴンZ@ノーマルZ 適応力 控え目 H4C252S252

10万ボルト/冷凍ビーム/輪唱/テクスチャー

火力アイテムが無くても輪唱は十分な火力があると分かったので、Zクリスタルを持たせることに。テクスチャー後は電気タイプになる。守るを切ったのが実は辛かった。

プテラ@気合いの襷 プレッシャー 陽気 A252D4S252

岩雪崩/フリーフォール/追い風/守る

雪崩マシーンその2。相手は怯む。

・カプ・コケコ@拘りスカーフ 臆病 B4C252S252

10万ボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/輪唱

輪唱で拘った後に一人で残されると悲しいことになる(なった)。

フェローチェ@格闘Z 無邪気 H4C252S252

飛び膝蹴り/冷凍ビーム/輪唱/守る

襷をプテラに取られたのが地味に辛かった。正直、C振りじゃなくてA振りにした方がよかったと思う。

 

こんな感じでパーティが完成して早速潜ることに。最初の内は輪唱が威力を発揮し、奇襲された相手は次々沈んでいきました。例えば、初手こちらフェローチェニンフィア、相手プテラガブリアス。相手からすればガブ守る、プテラ追い風が大安定です。例えプテラに冷Bが来ても、襷があるし最悪でも追い風は残せるでしょう。しかし、輪唱集中でプテラは何もできずダウン。やったぜ。

…しかし、次第に輪唱を出せない局面が増えてきました。輪唱役の技はノーマルとフェアリーですが、これらをともに半減してくるポケモン、具体的にはメタグロステッカグヤウツロイド、Rガラガラ、ゲンガー(なお、カミツルギは輪唱で普通に飛ぶ)等が増えてきたためです。またS操作で確実に上を取ってくる相手も辛かったですね。スカーフ最速カプ・テテフ、スカーフカミツルギに上からフェローチェを倒され、ポリZがむなしく輪唱した回が2回くらいありました。ドレコーや雨にはギガイアスを選出せざるを得ませんし、テテフライドには逆立ちしても勝てません。

あとはトリルも辛かったです。トリル展開を阻止する手段がほぼなく、ギガイアスが過労死する試合が多かったです。その点ではプテラに挑発を持たせるべきだったと思います。ヤレユータンは大概メンハ持ってるので無理ですが、ポリ2やミミッキュにはある程度刺さったのではないかと感じました。うまくトリルを切らしても、耐久が高いポケモンが多く、倒しきれず返り討ちに合うことも多かったです。カビゴンバンバドロオニシズクモ等はかなり辛かったです。相手がよっぽどミスをしてくれないとトリルは勝てなかったです。

 

終わった時には、輪唱を出せたのは全体の2割ほどしかありませんでした。完全に裏選出が表選出になってました…

とはいえ、輪唱で重い相手を倒してからのZテクスチャーや、終盤に輪唱を使ってひっくり返すこともできたので、なかなか面白い動きもできたと思います。

 

<結果>

ロム名:Primavera

成績:A,B,D日程合わせて35戦で21勝14敗

 

<結論>

ちゃんとプテラポリZに特化した方が強くない!?

身も蓋もない…

次はしっかりとしたパーティを組みたいなぁ、と思っております。

E日程は多分忙しくて潜れないのでこれで終わりです。対戦ありがとうございました。

 

 

 

こんな駄文を最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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