【PTCGO】アローラナッシー【新スタンダードレギュレーション】

はじめに

こんばんは、ありよしです。

リアルの方も忙しさが一段落したこともあり、今回はPTCGO関連の記事第3弾を書いていこうと思います。

 

先日ついに日本のポケカでは新たなレギュレーションに突入し、スタンダードレギュレーションはサンムーンシリーズ以降のカードのみ使用可能となりました。それに1週間ほど先立ってPTCGOでも新スタンダードレギュレーションに移行しました。

本記事では私が研究してきた新レギュレーションのデッキを紹介します。「カプ・テテフGX」などのPTCGOにおいても高額なカードは少なく、最近PTCGOを始めた方にも組みやすいと思いますので、参考になれば幸いです。

 

※注) 本記事は2018年9月に執筆したものです。この時点での最新拡張パック「Celestial Storm」(日本における『裂空のカリスマ』『チャンピオンロード』の一部に相当)までのカードプール内で組まれていることを念頭に置いてお読みください。なお、PTCGOにおいて新弾のカードが実装された場合は内容をアップデートする可能性があります。

 

デッキの概略

まずはレシピを以下に示します。

 

f:id:capygonfarm:20180904205838p:plain

 

このデッキのメインはなんといっても「アローラナッシー(Forbidden Light)」です。1進化ながらHP160という頭一つ抜けた耐久力、条件が整えば基本草エネルギー1枚で120ダメージを連発できる燃費の良さが長所です。

問題は、いかにしてその条件を整えるかです。ワザ「トロピカルシェイク」は素の20ダメージ+トラッシュにある基本エネルギーの種類(最大で5)×20ダメージ、という計算になります。よって、いかに効率よく基本エネルギーをトラッシュに送り込めるか、がカギを握るということになります。

 

そのため、このデッキには手札をトラッシュできるカードが多く採用されています。運は絡むものの「ダートじてんしゃ」、あるいは「オドリドリ(Guardians Rising)」の特性で手札に加えたエネルギーを「ハイパーボール」や「ミステリートレジャー」、「TVレポーター」でトラッシュしていきましょう。

または「タマタマ(Crimson Invasion)」の「にげる」に必要なエネルギーが1つであることから、とりあえず「タマタマ」にエネルギーをつけておいて「にげる」によってトラッシュすることも可能でしょう。

 

体制が整ったら、「トロピカルシェイク」を連発していきましょう。相手がGXポケモンを出して来たら「戒めの祠」を出してダメカンを置いていくと「アローラナッシー」の微妙に足りない火力を補えます。

またHP160は意外と固いので、「アローラナッシー」が相手の攻撃を耐えたら「アセロラ」で手札に戻してしまいましょう。技に必要なエネルギーが1枚で済むからこそできる芸当です。

 

デッキ内容の詳細解説

アローラナッシー」の進化前の「タマタマ」には現在4種類のカードがありますが、個人的には「Crimson Invasion」のもの1択です。HP40のものは「カプ・コケコ」の「かいてんひこう」2回で倒されてしまうこと、無色エネルギー1個で使える「さいみんじゅつ」でワンチャンが残せる点などから優れています。

 

フェローチェ(Forbidden Light)」は2枚もいらないかもしれませんが、極力対戦前に「タマタマ」か「フェローチェ」をバトル場に置いた状態にしたいので2枚採用しました。

 

山札を引けるサポートは9枚と、やや少なく見えるかも知れませんが「ダートじてんしゃ」や「ヤレユータン(Sun & Moon)」の特性が強力であることもあって意外困りません。サポートの配分は諸説あるので、使ってみた感じで枚数を変えたり「シロナ」や「マーマネ」、「ハウ」当たりと差し替えてみるとよいでしょう。

 

トラッシュにある基本エネルギーによるダメージの追加は5枚までなのに、6種類採用しているのはサイド落ちをケアするため、などの理由によります。

 

立ち回りや注意点など

序盤はエネルギーをトラッシュしつつ盤面を整え、相手からの一撃を耐えつつ「アセロラ」で回収して途切れることなく攻め続けるのが理想です。

しかし、相手が安定して「アローラナッシー」を一撃で倒してくるとなると少し苦しいです。「レスキュータンカ」は2枚採用していますが、それでもかなりかつかつです。それに加え、基本草エネルギーを手札に戻せないので、トラッシュし過ぎない立ち回りも重要です。

 

GX主体のデッキには「戒めの祠」がよく刺さりますが、相手側のスタジアムや「フィールドブロアー」によって簡単に剥がされてしまうので過信は禁物です。

 

さらに改造するなら

このデッキは燃費がいい代わりに全体的に火力が抑え気味です。「あと10、20ダメージ出れば...」となる局面も多かったように感じます。

この観点からは「ラランテス(Promo)」の採用を検討できそうです。特性によって技のダメージを+20できるため、「こだわりハチマキ」と合わせて170ダメージとなり、ちょうど「カプ・テテフGX」を倒すことができます。

 

または「ダストダス(Guardians Rising)」と組み合わせてみるのも面白そうです。こちらも相手依存ながらエネルギー1枚で大ダメージを狙えます。相手が「アローラナッシー」を一撃で倒そうと盤面を整えるためにたくさんグッズを使っていると、「ゴミなだれ」の餌食となる、という寸法です。

いずれの案にしても、デッキ内容を大きく変える必要がありますが、検討してみてはいかがでしょうか。

 

おわりに

このデッキは手に入れやすいorそこまで高くないカードがほとんどなので、PTCGOを始めたばかりの方にも組みやすいと思います。それでいて、はやりのデッキともそれなりに渡り合えるポテンシャルを秘めています。PTCGOではまだ実装されていませんが、「ツボツボ(迅雷スパーク)」「ネットボール(フェアリーライズ)」などを組み込んだアローラナッシーデッキは結果を残しているものもありますので、今後さらに強力なデッキとなるでしょう。

 

ぜひ、PTCGOでもアローラナッシーデッキを組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

ご意見やご質問等はコメントか、Twitter:@quagsirefarmまでお願いします。