【PTCGO】ジャラランガGX【スタンダードレギュレーション】
お久しぶりです、ありよしです。
今回は私がPTCGO(海外のポケモン公式が運営している、ポケカのオンラインゲーム)で使っているデッキについて書いていこうと思います。
今回の主役はジャラランガです。
※2018/5/21 加筆あり
【はじめに】
ジャラランガといえば、ポケモン本編ではウルトラサンムーンで強力な専用技「ブレイジングソウルビート」を習得し、主にダブルバトルで大活躍していますね。
しかし、サンムーン時代には「最弱の600族」などと呼ばれ、散々な評価でした。そして、ポケカにおいてもジャラランガは残念ながら良い評価を得ているとは言えません。その理由は、重いエネ要求のわりに貧弱な火力しかないことから採用をためらうプレイヤーが多かったこと、さらにその後色相性で不利なサーナイトGXの台頭が追い打ちをかけたことが挙げられるでしょう。
(『ポケモンカードゲーム公式サイト』 より)
そんな中、私がジャラランガデッキを使いはじめた理由は、PTCGOのデイリーミッション(『○○タイプのポケモンで××ダメージを与えろ』等、特定のタイプのデッキを使ったミッションが課され、達成するとゲーム内通貨やブースターパックが貰える)を達成するため、というだけの理由でした。
しかし、しばらく回すうちに「思ったよりは」勝てることが分かってきたので紹介しようと思います。
【背景】
PTCGOの「スタンダードレギュレーション」では、日本のものと異なり日本でいうところのXY8(「赤い閃光」「青い衝撃」)以降のカードしか使用できません。そのため、「バトルサーチャー」「シェイミEX」など、日本環境において採用率の高いカードが使用できません。この点がジャラランガデッキに与える大きな影響はなんといっても「ダブルドラゴンエネルギー」が使用できないことです。
そのため、技を打つのに最低3枚のエネルギーを貼らざるを得ず、その点をどうカバーするかを意識して構築しました。
【レシピ&個別解説】
※分かりやすくするため、日本で発売されている収録弾で記載しています。また、以下では常体を使用します。
◎ポケモン(14)
・ジャラコ(SM2K) 4
・ジャランゴ(SM2K) 3
・ジャラランガGX(SM2K) 3
このデッキのコンセプト。エネルギーをつけるのが大変だが、HP240の耐久と1回きりではあるがほぼ一撃必殺のGXワザが強み。それ以外は相手をうまく2パンしていくことを意識する。通常技「ひきさく」は威力こそ低いものの、相手にかかっている効果の計算をしないため、「アローラキュウコン(SM2+)」や「フーパ(SM3+)」で詰まないのもポイント。
・ジジーロン(SM2K) 2
場が整う前の序盤に便利。「パワーサイクロン」は未進化ポケモンを倒しつつ、ベンチを育てられるのが良い。
・レックウザ(SMP1) 1
バトル場の「ジャラランガGX」が倒された後、ベンチが育っていない状況を「ターボストーム」によるエネ加速で挽回できる。中盤~終盤に使うことが多い。また、サイドを1枚しかとられないため、サイド調整としても有効。
・カプ・テテフGX(SM2L) 1
お馴染み万能カード。初ターンの「アズサ」による展開に不可欠。本当は2~3欲しいが、資産がないため1枚で我慢。たまにアタッカーに化ける。
◎サポート(12)
・プラターヌ博士 4
・N 4
・グズマ 3
・アズサ 1
「バトルサーチャー」が使えないため、日本レギュよりも現物が多め。「ハイパーボール」等で切る際は慎重に。
◎グッズ(18)
・ハイパーボール 4
・ピーピーマックス 2
・ふしぎなアメ 2
・レスキュータンカ 1
・フィールドブロアー 1
・改造ハンマー 1
・マルチつけかえ 1
・エネくじ 2
・こだわりハチマキ 2
・かるいし 1
・ねがいのバトン 1
エネルギー管理に関するグッズを多めに採用。「ピーピーマックス」→「マルチつけかえ」による加速や、「ねがいのバトン」によって攻めを途切れさせないのが狙い。また、「ダブル無色エネルギー」を引きたい場面も多いので「エネくじ」も採用した。
◎エネルギー(16)
・ダブル無色エネルギー 4
・基本雷エネルギー 6
・基本闘エネルギー 6
少し多めだが、少なすぎて引けないよりは良いと思いこの枚数の採用。頼むから「ダブルドラゴンエネルギー」使わせてくれ
【立ち回り】
初手に「アズサ」を使い、「ジャラコ」を2~3匹は並べる。「ジジーロン」で時間を稼ぎながら裏を育て、頃合いを見てGXワザ「ゲキアッパーGX」で相手の主力1体を問答無用で叩き伏せる。その後は後続の準備をしつつ、「ひきさく」で2パンを狙うか、相手のたね・1進化を「グズマ」で呼び出して倒していく。状況によって「レックウザ」によるエネ加速で盤面を整える動きも強力で、相手を詰めることもできる。
【苦手な相手】
高耐久なうえに「まんたんのくすり」で回復してくる。GXワザで1体飛ばすことはできるが、その後は低火力がたたってジリ貧に陥ることが多い。
・「グソクムシャGX」入りのデッキ
これに限らず、所謂「アセロラループ」を使用するデッキ。理由は同上。
・「サーナイトGX」
無理無理の無理。1エネ「インフィニットフォース」で「ジャラランガGX」がワンパンされる。よっぽど相手が事故らない限りは勝てない。
【成績】
・41戦21勝20敗
まだ対戦回数は少な目ですが、考えていたよりも勝てている、という印象。
もっと勝てないと思っていた。
【今後に検討したい点】
・「喰いつくされた原野」の採用
これがあると「こだわりハチマキ」+「ひきさく」で相手の「カプ・テテフGX」をワンパンできる。また、相手のスタジアムを剥がせる手段としても便利そう。
・「スペシャルチャージ」の採用
「ダブルドラゴンエネルギー」がないとはいえ、「ダブル無色エネルギー」に依存するところは多いので検討したい。外すなら「エネくじ」か。
・†「カプ・テテフGX」の増量†
がんばってパック貯めます。。。
【追記】※2018/5/21加筆
この記事を書いた後に「Ultra Prism」(強化拡張パック『GXバトルブースト』、拡張パック『ウルトラサン』『ウルトラムーン』相当)および「Forbidden Light」が追加され、それに伴いジャラランガデッキも新弾のカードを入れることで改良できるようになりました。この項では、その中でもいくつかのカードに注目して検討していこうと思います。
・ミステリートレジャー
超タイプとドラゴンタイプのポケモンに限定されますが、手札を1枚トラッシュするだけで「ハイパーボール」と同様の効果が得られるのはとても強力で、これを入れない手はありません。このデッキでサーチできないのは「レックウザ(SMP1)」だけですので、迷わず4投が無難でしょう。
基本的には「ハイパーボール」と差し替える形となりますが、「ハイパーボール」も2枚程度残して共存させるのもよいでしょう。
・シロナ
「サナ」の上位互換となるサポートです。このデッキには切りたくないカードが多いので、「プラターヌ博士」の代わりに複数枚入れてみてもいいかもしれません。
・デンジ
ややピンポイントですが、「基本雷エネルギー」+「ミステリートレジャー」からの「ジャラランガGX」または「ふしぎなアメ」をサーチして一気に進化しつつ、エネルギーをつける、といった動きが可能です。「フウロ」とは異なり、サポートやスタジアムをサーチできないのは要注意ですが、グッズに限れば「フウロ」の上位互換であるといえるでしょう。
これらを踏まえた改良案がこちらです。
自分のプレースタイルやカード資産に合わせてアレンジしてみてください。
強化拡張パック『ドラゴンストーム』などに収録されたカードが実装されればより一層改良できそうですね。今から楽しみです。
【おわりに】
日本環境では全く活躍していないジャラランガデッキですが、展開が比較的ゆっくりしている海外環境では何とか戦えるのではないか、と思います。また、GXワザはほとんどのポケモンをワンパンできるので、打った時はとても爽快です。皆さんもジャラランガデッキを是非一度お試しください。
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